発明から生まれた製品・サービスの事例
加湿器の細菌を大幅に低減
東北大学大学院医学系研究科の國島広之講師らと新日本空調株式会社様(以下、SNK)は、空調設備におけるレジオネラ属菌の増殖が肺炎の集団感染を引き起こすという社会問題に着目し、空調設備向けの新たな殺菌方法の開発を目指した共同研究を行った結果、水道水に含まれる残留塩素と銀イオンの相乗効果を利用して効率よくレジオネラ属菌を殺菌できる技術を創出しました。
この技術を空調設備に適用することで、細菌の室内への飛散がなくなり、感染症の有効な予防対策を実現します。また、雑菌による臭気発生を抑制する効果も期待できます。
現在、この技術に関する特許はSNKと当社で共有しており(特開2007-268402)、SNKより「銀型ゼオライト充填カセット(Ag-ion Master)」として製品化・販売されております。
なお、製品の詳細は、こちらをご覧下さい。
また、「Ag-ion Master(エージーイオンマスター)」はSNKから商標出願されております。
殺菌効果:フィールド試験結果(加湿エレメント流下後水中菌量)
注)CFU/100μlとは、100μl中のおおよその菌の個数を表します。