深さ検出が可能な片面配線型高感度圧力センサ

遠隔医療から産業応用まで、触覚情報をリアルタイムに

概要

【社会的課題と市場背景】
・遠隔医療では触診が困難で診断精度が低下
・従来の圧力センサは高コスト・低感度・深さ検出不可
・高齢化・地域医療格差解消のため、非対面診療に触診機能が求められる
・世界の触覚センサ市場は年平均成長率（CAGR）10%以上で拡大中

【本技術の概要】
・片面配線構造で高感度化・低コスト化（従来比 約1/10）
・深さ・粘性をリアルタイム検出可能、指先装着型で現場適用容易
・医療・ヘルスケア・産業検査など幅広く応用可能

【従来技術との比較】
従来方式：両面配線（サンドイッチ）、高コスト、限定的感度、圧力のみ
本方式：片面配線＋感圧材分離可、コスト約1/10、高感度（42ピクセル高解像度）、圧力＋深さ＋粘性同時取得

圧力計測

応用例

・面圧センサ(圧力計測)
・遠隔診療・リモートヘルスケア（指先装着型センサ）
・触診によるセルフケア
・触覚情報を含んだコンテンツの活用（電子カルテ・教育）

関連文献

[1] 2023年度JST新技術説明会, 北海道大学, 2023年10月05日
https://shingi.jst.go.jp/list/list_2023/2023_hokudai.html#20231005X-008
[2] 北海道大学プレスリリース, 2024年1月10日,
https://www.hokudai.ac.jp/news/2024/01/5g.html

知的財産データ

知財関連番号　： 特願2023-146043、PCT/JP2024/031702
発明者　　　　： 池辺　将之
技術キーワード： 遠隔診療、触診、マルチモーダル信号処理、医療教材