北海道大学技術
整理番号:HK25-005
赤色発光体(青色光励起型)
青色LEDを高色純度の赤色光に効率良く変換
概要
蛍光体は照明やディスプレイに活用されており、近年では無機蛍光体のほか、蛍光色素等も注目されている。しかし、従来の赤色蛍光体は、耐久性の制限、紫外線のみによる励起、あるいは材料の毒性の問題により、次世代LED、ディスプレイ、センサーへの応用に課題があった。
ユーロピウム(Eu)と有機分子からなる錯体は、紫外光励起で赤色に強発光し、色純度も高いため発光体材料として有望である。しかし、従来のEu錯体は青色光の長波長域における吸収能が低いため、白色LEDへの適用ができなかった。
本発明はEu(Ⅲ)に縮合多環芳香族基に基づく新型カーボン構造を導入した錯体であり、青色光(450 nm)励起による高輝度な赤色発光を実現した。本錯体は高色純度、高耐久性を有し、量子ドットのような毒性を含まない発光体である。

性能・特徴等

応用例
・固体照明用青色光励起Eu発光体
関連文献
[1] Y. Kitagawa. et al., Communications Chemistry, 3, 3 (2020)
DOI:10.1038/s42004-019-0251-z
知的財産データ
知財関連番号 : JP7063484, US11499093, CN110337441
発明者 : 北川 裕一、鈴江 郁哉、長谷川 靖哉、中西 貴之、伏見 公志
技術キーワード: 蛍光体、希土類錯体、ディスプレイ、LED
