弘前大学技術
整理番号:K23-018
流量計監視装置
医療現場のニーズに応える装置です!
概要
酸素流量計は、医療の場において、呼吸療法をはじめとし、重症患者に対して、生命維持装置である人工心肺等にも幅広く使用されています。その流量値は医療従事者が数時間毎に監視しているのが現状です。小児の人工心肺等に使用する場合は、数週間単位で微量な流量調整が必要になり、もし流量が停止すると分単位で致命的な結果に繋がってしまいます。
本研究で開発した酸素流量計は、流量計の内部に触れることなく、視覚表示、聴覚表示又は双方表示で、外部から流量の変化を監視することができます。
【実用性】
・ ボンベが空になったことをお知らせ
浮き子が流量の上限値と下限値の範囲内にあることを常時監視し、流量の変化だけではなく、ボンベが空になった場合、瞬時にお知らせします。
・ 測定開始忘れ防止
発光部・受光部センサを上下に2対セットすることで、上下どちらのセンサが先に浮き子を捉えたかがわかるので、浮き子が上からきたか下からきたかがわかります。浮き子が監視測定範囲内から逸脱したと判断した場合、警報が作動します。
そのことから流量吹送開始前から電源を入れることが可能となり、吹送時の電源の入れ忘れを防止できます
知的財産データ
知財関連番号 : 特許6933340
発明者 : 後藤 武、藤田 政樹
技術キーワード: 流量計、医療