東北大学技術
整理番号:S13-012
ナノ・マイクロスケールの輸送現象の解析
燃料電池・二次電池・半導体成膜等の開発に活かす大規模数値シミュレーション
概要
燃料電池
高効率・高耐久・低コストの燃料電池システム構築には、電池内部におけるプロトン、酸素、水などの輸送メカニズムを解明し、最適なシステム設計が必要です。ナノ・マイクロスケールの流動現象を解析し、各部材における構造特性と輸送メカニズムの相関を明らかにすることで、PEFC性能向上へ活用が期待されています。
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二次電池
エネルギー需要の増大と環境問題の深刻化から、充電、放電がともに可能でCO2や窒素酸化物を排出しない二次電池が注目されています。液系および全固体リチウムイオン電池内部における、電解質内のイオンの流れなど、ナノ・マイクロスケールの流動現象解析の実績があります。
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半導体
半導体製造の成膜工程では膜厚誤差 ±0.5Åという原子層レベルの制御が求められています。従来、精密な薄膜を形成するためには膨大な実験データを最適化する必要がありましたが、徳増研究室では数値シミュレーションによりメカニズムを解明し、最適な成膜条件探索を行います。
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知的財産データ
研究者 : 徳増 崇
技術キーワード: シミュレーション、 燃料電池、 二次電池、 半導体、 ナノ・マイクロスケール