東北大学技術
整理番号:T16-063
フェニル硫酸を認識するモノクローナル抗体
糖尿病性腎症の簡易診断ができる!
概要
フェニル硫酸(PS)は、腎疾患マーカーとして公知物質である。
摂食後、腸内細菌の働きにより、チロシンからフェノールが産生され、産生されたフェノールは腸で吸収され肝臓でPSに代謝される。
健常であればPSは尿として体外に排出されるが、腎機能が低下していると、体外に排出されず蓄積されていく。
従来、PSの検出は、LC-MSやTOFMSなどの機器を用いて行われ、簡易に行うことができなかった。今回、発明者らは、PSに対する抗体の作製に成功した。当該抗体を用いれば、ELISA法など、容易にPSの検出を行うことが可能となりうる。
性能・特徴等
応用例
・ELISAキット
・抗体試験紙
生体試料は血漿・血清・尿
関連文献
[1] Biol Pharm Bull, 2018; 41(8):1170-1177. doi: 10.1248/bpb.b17-00925.
知的財産データ
知財関連番号 : 特許第6815632号
発明者 : 富岡 佳久、塚本 宏樹、金光 祥臣、松本 洋太郎、根東 義則、阿部 高明
技術キーワード: 医薬(リサーチ・ツール)を含む