東北大学技術
整理番号:T20-046
液状化危険度評価AI
地盤データなしに液状化の危険度を推定可能
概要
液状化は、地下水位が高く、砂を多く含む緩い地盤に地震、建設工事等の振動が加わることにより地盤が液体状になり急激に耐力を喪失する現象であり、地表や地中に位置する構造物に大きな被害をもたらす。このため、液状化の度合いを評価する技術の実用化が望まれている。
従来技術にもAIを用いて液状化危険度を評価する方法があるが、いずれも地盤のデータを必要としていた。しかし、上述地盤のデータは、例えば、ボーリング、スウェーデン式サウンディング試験、表面波探査により収集されるものの、これら作業には大きな労力を要する。
本発明は、地盤データを収集する作業を省略しつつ、液状化の危険度合いを評価することができるものである。
性能・特徴等
応用例
・地盤・地質評価
・地震後の特定地点における液状化発生度の推定
関連文献
[1] Akiyoshi Kamura,Go Kurihara,Tomohiro Mori,Motoki Kazama,Youngcheul Kwon,Jongkwan Kim, and Jin-Tae Han, Exploring the possibility of assessing the damage degree of liquefaction based only on surface seismic records by artificial neural networks
知的財産データ
知財関連番号 : 出願番号2020-116602 米国出願番号17/367,074
発明者 : 風間 基樹、加村 晃良、栗原 強
技術キーワード: 土木、建築