東北大学技術
整理番号:T20-1178_T20-1180_T20-1182_T20-1183_T21-303
高輝度蛍光カルシウムセンサー
カルシウムイオンが関わる種々の生体機序の解明に有用
概要
発明者らはこれまでに、タンパク質性の蛍光カルシウムセンサーとしてGCaMPおよびR-CaMP(以下、CaMP)を開発している。
細胞内にCaMPを導入することにより、その細胞の位置を同定したり、カルシウムイオン濃度の変化を、CaMPの蛍光強度変化として観察したりすることができる。
・G-CaMP7、G-CaMP7.09:緑色蛍光を呈し、カルシウムに対する感度が従来のカルシウムセンサーに比して高い。
・R-CaMP1.07:赤色蛍光を呈するため、細胞機能操作を目的として汎用される光刺激プローブChannelrhodopsin-2との併用が可能。
応用例:線虫を用いた薬剤の生理活性評価法
その他応用例
・生体機序の解明
・脳活動の可視化
・移植した細胞と既存の細胞との電気的な結合の観察
関連文献
[1] 64 | VOL.12 NO.1 | JANUARY 2015 | nature methods
[2] PLoS One. 2015 May 6;10(5):e0125354
[3] 388| NATURE | VOL 538 | 20 october 2016
知的財産データ
知財関連番号 : 特許第5669080、7045680、6051438、6971461、5788160号
発明者 : 中井 淳一
技術キーワード: 蛍光カルシウムセンサー、線虫、蛍光たんぱく質