東北大学技術
整理番号:T23-028
流動制御方法
流動性を制御し、効率的な資源回収へ
概要
石油や地熱などの地下資源の回収では、注入井から水を流し、資源を含む流体を生産井から汲み上げる手法が行われている。注入井から生産井への流路ネットワークは複数存在し、それぞれ異なる流動性を有する。
流体は流動性の高い流路ネットワークを優先的に流れることから、流動性の低い流路ネットワークから資源を効率的に回収できないという課題があった。従来、流動性の低い流路ネットワークからより多くの資源を回収するた
めには追加で坑井を掘削する必要があるが、坑井は1本数億円規模のコストがかかる。
本発明は、流動性の異なる複数の流路において、それぞれの流動性能(流速)の大きさを逆転させる手法を見出した。すなわち、本発明は流動性の低い流路ネットワークの流動性を高め、効率的な資源回収に貢献
することが期待される。
例:異なる管径を使った流速シミュレーション
応用例
・資源採取(石油、シェールガス、地熱etc)
・二酸化炭素貯留(CCS)
知的財産データ
知財関連番号 : PCT/JP2023/039431
発明者 : 石原 真吾、椋平 祐輔
技術キーワード: 流動制御、資源採取、地熱、二酸化炭素貯留