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発明案件

東北大学技術
整理番号:T24-097

色相別重畳マーカ

任意の複数のマーカを1枚に重畳。様々な照明条件下でも認識可能、学習不要の汎用コード

概要

 二次元コードは情報発信、航空券などのチケット、店舗での商品管理やロボット制御など、様々な場面で活用されている。しかし、二次元コードからは通常1つの情報しか得られない。そのため、複数のマーカを重畳した複合マーカが開発されている。
 発明者らが考案した従来の色相別重畳マーカ“HueCode“は、マーカ1枚分の面積に異種マーカを重畳したもので、2つの情報を同時に取得可能である。しかしながらHueCode は、専用のアルゴリズムを実装したリーダでしかマーカを読み取れない。また、様々な照明条件でマーカを読み取るためには、事前学習が必要で、未知の環境ではマーカを認識できない場合があった。
 本発明は2枚以上のマーカを重畳し、各マーカの色同士の距離=RGBのユーグリッド距離が最大限離れつつもグレースケール変換した際に第一のマーカに見える配色を採用することで、上記課題を解決する“Universal HueCode”である。一般的に使われているQRコードやARマーカをUniversal HueCodeに置き換えることによって、既存のリーダを用いた現状の用途での使用を継続しながらも、追加の情報をマーカに埋め込むことが可能である。さらに、認識アルゴリズムの改良により、事前学習不要で様々な照明条件下での認識を可能とした。

色相別重畳マーカ

効果

色相別重畳マーカ

応用例

・次世代二次元コード

知的財産データ

知財関連番号 : 特願2025-036483
発明者    : 岡田 佳都、横田 将輝、大野 和則、田所 諭
技術キーワード: 二次元コード、次世代二次元コード、QRコード







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