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発明案件

東北大学技術
整理番号:T23-082

銅電解精製プロセス

低品位銅アノード(ブラックカッパー)の処理に好適な銅電解精製セル

概要

 銅製錬において、e-scrap等のリサイクル原料の増加が予想されるが、リサイクル原料を用いて作製した低品位の銅アノード(ブラックカッパー)は容易に不働態化するため電解精製での処理が確立されていない。電解採取での処理は実用化されているが、電解採取は電解精製に比べて非常に多くの電力を要することが課題である。
 上記課題を解決すべく、電解精製におけるアノード表面の不働態化を抑制するため、比表面積の大きいショット状アノードを用いたバスケット電解が検討されているが、アノードの電流密度を保とうとするとカソードの電流密度も同様に大きくなるため、平滑に電析させるためにカソードにCuイオンを供給する工夫が必要になる。
 本発明は電解液を強撹拌できる銅電解精製に好適な螺旋対流セルに関する。

銅電解精製プロセス

電着カソードを取得

銅電解精製プロセス

応用例

・銅リサイクル原料処理量の増加  
・電力原単位(エネルギー原単位)の削減

関連文献

[1] 安達 謙, 飯塚 淳, 柴田 悦郎, 資源・素材学会2024(秋田) web講演集, Vol11.(2024) [1501-06-05]

知的財産データ

知財関連番号 : 特願2024-067729
発明者    : 安達 謙、柴田 悦郎、飯塚 淳
共同出願人  : 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構 
技術キーワード: 銅電解精製、電解セル、リサイクル原料、ブラックカッパー、不働態化、バスケット電解







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